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■ 技能検定の概要
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技能検定は、働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、これを公証する国家検定制度です。
技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、
職業能力開発促進法に基づき実施されています。
技能検定は、昭和34年から実施されて以来、年々内容の充実を図り、現在110職種について実施 されています。大分県では令和元年度までに全職種において、50,097名の方が合格してそれぞれの分野で
高く評価され活躍しています。 |
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■ 技能検定の合格者
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技能検定の合格者には、特級、1級及び単一等級については厚生労働大臣名、また、2級及び
3級については大分県知事名の合格証書が交付され、それぞれ「技能士」という称号が与えられます。
また、他の国家試験の受験や資格取得に際して特典が認められる場合があります。
その他、合格者のうち、成績優秀者は大分県職業能力開発協会会長から表彰されます。
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■ 技能検定の等級区分
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技能検定には、現在、特級、1級、2級、3級に区分するもの、単一特級として
等級を区分しないものがあります。それぞれの試験の程度は次のとおりです。
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特 級 |
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管理者または監督者が通常有すべき技能の程度 |
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1級及び単一等級 |
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上級技能者が通常有すべき技能の程度 |
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2 級 |
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中級技能者が通常有すべき技能の程度 |
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3 級 |
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初級技能者が通常有すべき技能の程度 |
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(※これらの区分以外に外国人研修生等を対象とした、随時2級・随時3級及び基礎級があります) |
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■ 受検資格
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技能検定の受検資格は、職業訓練歴や学歴により実務経験年数が定められています。
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区 分 |
受検に必要な実務経験年数 |
3級 |
2級 |
1級 |
単一 等級 |
特級 |
2級 直接 受検 |
3級 合格 後 |
1級 直接 受検 |
3級 合格 後 |
2級 合格 後 |
1級 合格 後 |
検訓 定練 職 ・ 種教 に育 関を す受 るけ 免た 許者
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職業訓練指導員免許 |
− |
− |
− |
1 |
− |
− |
0 |
5 |
長期課程の指導員訓練修了 |
0 |
0 |
0 |
1 |
− |
− |
0 |
専門課程の高度職業訓練終了 |
0 |
0 |
0 |
3 |
2 |
1 |
0 |
普通課程の普通職業訓練修了 |
2800 時間以上 |
0 |
0 |
0 |
4 |
4 |
2 |
0 |
短期課程の普通職業訓練修了 |
700 時間以上 |
0 |
0 |
0 |
6 |
4 |
2 |
1 |
専修訓練課程の普通職業訓練修了 |
3200 時間以上 |
0 |
0 |
0 |
4 |
4 |
2 |
0 |
専修学校卒業・各種学校卒業 (労働大臣指定のものに限る) |
800 時間以上 |
0 |
0 |
0 |
6 |
4 |
2 |
1 |
大学卒業(4年) |
0 |
0 |
0 |
4 |
4 |
2 |
0 |
短期大学(2年)・高等専門学校卒業 |
0 |
0 |
0 |
5 |
4 |
2 |
0 |
高校卒業(職業課程) 盲・ろう及び養護学校の高等部修了(職業課程) |
0 |
0 |
0 |
6 |
4 |
2 |
1 |
実務経験のみ |
0
*1) |
2 |
0 |
7 |
4 |
2 |
3 |
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*1) 検定職種に関し実務の経験を有する者について、受検資格を認めることとします。
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1. |
実務経験年数とは、申請書受付締切日現在の検定職種に係る実務経験年数をいいます |
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2. |
1級を受検する場合、2級合格後又は直接受検のいずれかの実務経験年数があれば受検できます |
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3. |
3級・2級・1級合格後とは、合格証書交付年月日が起算日になります |
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4. |
3級は、上表に掲げる訓練、学校等の終了、卒業予定者も受検できます |
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5. |
大学・短期大学・高等専門学校・高校の卒業者で、実務経験年数が短縮されるのは、
受検しようとする職種(作業)に関連した学科を卒業している場合にかぎられます。 (詳しくは、当協会にお問い合わせ下さい) |
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お問合わせ先 |
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大分県職業能力開発協会 |
〒870-1141 大分市大字下宗方字古川1035-1 |
TEL.097-542-3651 FAX.097-542-0996 |
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